ようやく数字ではなく元の字に慣れたと思っていたら令和2年になってしまった。
小学校学習指導要領完全実施の年である。
ちょっと前までは、新しい学習指導要領と言ったらアクティブラーニングだったが、最近はプログラミング教育をあげる人が多いだろう。
完全実施まで3ヶ月を切っているというのに、完全に準備できているのはたった7県にすぎないらしい。
小学校の教員で、プログラミング教育に不安を感じている人は多いだろう。
その気持ちはとてもよくわかる。
小学校に英語が導入されたのとは、わけが違う。
教員をしているなら、少なくとも10年間は英語を学んでいるはずだ。
英語ができなくても、英語の授業をイメージすることはできただろう。
多くの教員は、プログラミングとは無縁の世界で生きてきた。
大学で少しくらいBASICをやらされた程度ではないだろうか。
自分でプログラムを組んで課題解決した経験がある人は極めてすくないだろう。
そんな状態で、プログラミング必修化と言われても困るだろう。
どんな授業をしたらいいのかわからないだろう。
誰かがなんとかしてくれるのを待つ人もいるだろう。
大丈夫。問題ない。
子供たちを信じて、子供たちと一緒にプログラミングを始めてみよう。
ただそれだけ。
環境が整っていない
自分には教えられない
これらは、プログラミング教育から逃げるためのただの言い訳
今ある環境で、プログラミング教育はできるはずだ。
高価なロボットやプログラミングキットを買う必要はない。
無料で使える優れたツールがたくさんある。
子供たちは教師からプログラミングを教えられなくても、勝手に学んでいく。
自分で考え、自分で調べ、友達と話し合い、どんどん新しいスキルを身につけていく。
まさに主体的で対話的で深い学び。
アクティブラーニングそのもの。
プログラミング教育が失敗するとしたら、教師主導で一斉指導で、みんなの足並みが揃った授業をしようとした時だろう。
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