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執筆者の写真山崎泰央

報告1:本音で話せる場づくりとは

更新日:2018年11月1日

東北アクティブラーニングフォーラムでは最後にアンケートを書いて頂きました。今日から何回かに分けて、報告をしていきたいと思います。


フォーラムは対話に重きをおいた設計としていました。


最初のワークショップではフィッシュボールを行いました。


フィッシュボールでは、まだ1人ひとりの気持ちがほぐれていなくて、なかなか入れ替わりがありませんでした。



最初にアイスブレイクをすべきだったかなという反省もありました。


しかし、私は「アクティブラーニングを語るために来ている先生たちだからきっと大丈夫」と場を信じていたので、やがて動きがでてきました。


ファシリテーションで大切なことは「場を信じる」ということです。誰も動かないからといって、参加者を批判していては余計に動かなくなります。そうしたファシリテーターの気持ちは自然と場に伝わっていきます。


また、そこにいる人たちが話さないからといって、ファシリテーターが自分の考えについて滔々と語り出すのも対話の妨げになります。

対話の場はファシリテーターが語る場ではなくて、あくまでも参加者が自分の本音を語る場です。

ですから私は、なるべく存在を消すくらいの気持ちで、その場にいる人たちが語りやすいように、最低限の言葉を使うようにしています。


とはいえ学校の先生にとって沈黙は怖いもののようです。沈黙の状態になると自分でhなしだしてしまうようです。

沈黙もまた参加者が内部で対話している時間なので、それを侵すことはオススメしません。場を信じて待つという心構えもファシリテーターには必要です。


そこが、「教える」ということと「ファシリテートする」ということの違いです。


アクティブラーニングをうまく進められれない先生は、その点を振り返ってみるのが良いでしょう。


さて、アンケートの結果ですが、「自分のアイデアや意見を話すことができた」という質問には参加者の97%が「話せた」と答えていて、さらに「本音を話せた」は24%ということから、対話の場としては成功といえます。このことから、当初設定した対話の場としての目的は果たせたといえます。



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