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執筆者の写真山崎泰央

報告2:だれもが新しい発見や気付きのある場づくりとは

更新日:2018年11月1日



2回目のワークショップはワールドカフェです。

ワールドカフェは1ラウンド15分で、問いを変えて3ラウンドを行いました。

最初は多少の介入が必要となった場面もありましたが、さすが先生たちでラウンドが進むにともなって、対話が活発になっていきます。

全ラウンド終了後に、そのままのグループで10分間のまとめの時間を取りました。

本来は、元のテーブルに戻るのですが、その場の流れを残したいと思い、あえてそのままにしました。

まとめの時間では、これまでの旅の経験を振り返るように、お互いの考えを静かに語り合っていました。大きな拡散の波が、収束へと向かう瞬間です。

最後は、それぞれのまとめを2分間で発表してもらいましたが、どのチームも旅の経験をもとに、よく練られた発表となりました。



今回のフォーラムの全体構成は、

①基調講演とフィッシュボウルで「問い」を深め、

②分科会で「問い」の答えを探し、新たな知識を得て、

③ワールドカフェではアイデアを拡げて、新たな「問い」を持って帰る、

というように自己の問題意識の変容を狙っていました。

おそらく、それに気付いていた先生は、最初に抱えてきた問いと、持ち帰った問いの変化に気付いていることでしょう。

「学び」というものは、自分から学ぼうと思わない限り起きません。

そして、学び続けると言うことは、自身の持つ問いの変容ともいえます。

つまり、学びは常に問いを更新することによって生まれものといえます。


アクティブラーニング=「主体的で対話的な深い学び」とはいっても、学ぶ側それぞれが「問い」を持たないと「学び」は起きません。

ただ、私たち人間は「問い」を持たずには生きられません。

より良い問いを起こすためには何をすればよいか、その答えは対話の中にあるのです。



さて、アンケートで聞いた「新しい気付きや発見があったのか」という項目についてです。

「なかった」と答えた人は誰1人おりません「0人・0%」です。

よかった!

さらに15%は「想像しない気付きや発見があった」ということで、

今回のフォーラムが、良き学びの場となったのだと思い、

さらにホッと胸をなで下ろしました。

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