2日目にflipgridについてお話をさせていただきます。
私は現在flipgridの認定教員レベル3として活動しています。
FlipgridはアメリカのFlipgrid社が運営するソーシャルラーニングシステム。これは学習者相
互に動画でコミュニケーションをとりながら学びを進めていくシステムです。
もともとは有料で提供されていましたがMicrosoft社が母体となり、無償で提供されるようになりました。まだ日本語化されていないのであまり日本では普及していないようですがアメリカではかなり使われているようです。
Flipgridはフリーでセキュアな動画コミュニケーションプラットフォームです。簡単に説明すると、動画を使った LINE みたいな教育用SNSです。
基本的に、与えられた問題や課題に対して、動画を撮影してアップロードし、相互にコメント動画を投稿するだけと、いたってシンプルです。
シンプルなので、使い勝手が良く、小学校低学年でもすぐに使いこなすことができます。
教育用というと、なんとなくお堅い感じだったり、必要以上に子供向けで幼稚だったりするのですが、Flipgridにはそういった点は見られません。外国のサービスなだけに、とってもCoolです。
面白くて、シンプルなのですが、使い込んでいくと、実はかなり深いツールです。汎用性が高く、授業者が工夫することで、いろいろな使い方ができます。
同じ動画を使ったサービスのYouTube や Instagram などでも授業での活用はできるでしょう。
しかしInstagram と YouTube は広く拡散することを目的としているので、基本的に投稿された動画は誰でも見られるようになっています。
Flipgridは教育用としてデザインされているため、コミュニティ内での情報のやり取りが基本となっています。つまり、安全に使うことができるのです。
子供たちは、大人が思っているよりも動画に対して抵抗がありません。私が生まれた頃には動画というものは一方的にテレビから流されるものであって、自分が発信するのでありませんでした。しかし今は、動画を発信することは、特別なことではなく、誰でも当たり前にできることになっています。
子供たちは、声を届けたがっています。学級の中だけ、学校の中だけでなく、日本中、世界中の子供たちと語り合いたいのです。
しかし、言葉の壁、法規の壁、社会通念の壁があります。
なるべくそれらを取り除いてあげたい、子供たちに少しでも理想的な教育環境を作ってあげたい。
そのための、重要なツールの1つがFlipgridだと私は思っています。
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